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−2008秋田シーバス釣果を検証する−
−2009年1月−


2008年のシーバスシーズンは4/19に開幕し11/16に終わった。
この間およそ7ヶ月で、秋田釣行29回(おもに2日間)釣果は170尾。
すべてのシーバスにタグ&リリースは出来なかったが、90%以上の魚にタグを打つことが出来た。


そこで、2008年秋田シーバスの釣果をいろんな角度から見てみました。



1.「シーバスのサイズ(叉長)別尾数」




泣いても笑っても週に一度の釣行。
だから
    ”サイズはどうであれ、とにかくシーバスを釣りたい!”

と言うイメージは8年経った今でも変わらない。





全釣果170尾の平均は49.6cmである。

グラフを見て分かるとおり、
セイゴクラスを除きバランスの取れた釣果(繁殖状況)と言えるだろう。

一応断っておくが、セイゴクラスが少ないのは、
通常使用するルアーにはなかなか釣れないサイズであり、
サビキ釣りや小型定置網では無数に捕られていることから、
秋田の海は「生態系が良好に構築されている」様に思われる。

しかし、タグ&リリースの実績から、
シーバスの移動は遠く新潟県や富山県にまで至るため、
秋田県内を含み、どこかで大きな環境変化があったとしたら、
少なからず秋田の海にも影響が出てくる。

また、シーバスの”回遊は再現”すると言う事実があり、
一度釣った場所へまた戻ってくることが確認されている。
このことから、もし魚を持ち帰ったとしたら、
自分で自分の首を絞めていることになるだろう。

僕自身どうか?と考えた場合、
タグ&リリースを始めて6年経過し489尾を放流したが、
僕自身で再補したシーバスは1尾もない。

再補出来ないほど多いと解釈すれば、
秋田の海は豊かであると言える。





2.「月別尾数と平均サイズ」




170尾平均サイズは49.6cm。



 棒グラフは「月別尾数」だが、
この変化は例年と同じ感じで、
8月は暑さによる食い渋りの為か一端少なくなり、
9月にはその反動で釣果が伸びた。


 折れ線グラフは「月別平均サイズ」であるが、
例年とちょっと違った。

例年であれば、9月が最もランカーの出る時期で、
平均サイズも上がる予定(笑)だったが、
2008年9月には1尾もランカーが出ず、
平均サイズは下がってしまった。

2008年9月は、凪&潮澄みの日が多くベイトも不在で、
大型ほど警戒して沖の深場に移動していたため、
警戒心の薄い小型魚が主な釣果になっている。

また、週が変われば今度は大荒れとなり、
釣り自体が出来ないような天候になったりが原因で、
悪天候では釣果そのものが少ない。
10月も似たような日があった。

シーズン終盤の11月は、数は出ないが大型が出る。
グラフはまさにそのとおりである。
もうこの時期は、
フッコクラスの多くは産卵のためいち早く移動してしまっている為であり、
釣れればデカイ!が当てはまる。

シーズンを戻ってみると、
7〜8月に比較的サイズが良いのは、
降雨による増水・濁水等の状況変化が良型の警戒心を薄れさせ、
河川や湾奥への回遊率も高まる訳で、
良型に的を絞ったエリア、ポイントの選択が可能な為であろう。

シーズン初期の4〜5月は、
低水温が一番の原因で、ベイトも小さく少ない等の理由により、
接岸するシーバスの絶対数が少ない。

アングラーとして、
シーズン初期は”まずは釣りたい”との思いもあり、
僕としては小型でも狙ってしまうのである。






3.「エリア別平均サイズ」




 秋田シーバスを狙うに当たって、僕が選択するエリアとして

「秋田港・秋田運河」を中心に、
南は「子吉川」、
中央に「雄物川」、
北に「米代川」等の三大河川に加え、
「船越海岸周辺」と、
「男鹿・船川港周辺」と
6つのエリアに大分類される。

また、それらを結ぶ延々と続く「サーフ一帯」や「テトラ帯」、
「小河川の流れ込み」等が多数あるけれど、
熱しやすく冷めやすいエリアだけに、
数日遅れの釣行では無理があるので行かない。

男鹿磯に関しては、
コンディションの良いシーバスが数多くキャッチされているが、
断崖絶壁で険しい磯歩き等が必要なところが多く、
僕の行動を司る頭脳には「危険=行かない」となっている為、
これを覆す何か?が無いと行かないことにしている。

よって、誰でも比較的安全に行ける範囲での釣果と見てください。






「米代川」


 飛び抜けて良型が期待できる。

僕自身の釣果は多くなく偏りがあるかもしれないが、
出れば大きく数は少ない印象であり、
実釣していてもそう感じたことは、
釣行記にも書いたとおりである。



「子吉川」


 こちらは爆釣情報があってもなかなか遭遇せずタイミングが難しい。
しかし、川の状態を見て行くことが出来るので
比較的好条件での釣行が多くなり、
平均サイズは良くなるのだろう。
絶対数はそう多くはないが、
一発狙いなら比較的良型が出る。



「雄物川」


 意外と平均サイズが小さい思われるだろうが、
雄物川に至ってはデイゲームしかしていないのに加えて、
トップの釣りが楽しかったためで、
夜も攻められれば平均サイズは上がると思われる。

しかし、雄物川の魅力はなんと言ってもデイゲーム。
緑豊かな風景、真っ青な空、淡々と流れる清流、真っ昼間のボイルショー。
どれをとっても深く心に残るだろう。



「秋田運河&秋田港」


 いつでもどんな時でも釣りが可能な全エリアの中心的存在で、
大〜小サイズと満遍なく釣れるのも魅力。
かといって、昔ほど簡単に釣れる訳でも無く、
意外と気むずかしい反面もある。

年々透明度が増してきている気がするので、
降雨が少なく平穏な日が続くと
ウェーディングしている足元の海底は完全に丸見えになる。
狙いも障害物をタイトに攻めたり深場狙いが多くなり、
より地形を把握しているアングラーが優位に立つ。

ベストシーズンには、人的プレッシャーも相当高くなるが、
回遊次第では爆釣も健在であり、
アングラーにとって無くてはならない”PARADISE”であるのは今も変わらない。



「船越・船川」


 男鹿半島に近いこのエリアの平均サイズが小さいのは、
シーズン末期の釣行が多く、
中間的フッコクラスはいち早く産卵のため深場へ移動することによるものであり、
大型よりも産卵に参加しない小型が数多く出る為だろうと思われるが、
重量級も出ることがあるため侮れない。
主に10〜11月。



「男鹿磯」
(グラフにはありません)

 僕にとって未知の世界であるが、
シーズン最後の落ち際でコンディションの良いシーバスが出るのは有名。
サヨリ等のベイトの接岸と、
そのサイズの大型化によって釣れるシーバスのサイズも
大きく関係しているだろうと予測出来る。




4.「ルアー別尾数」




「ルアー別尾数」






1.DUO/TM75CD(タイドミノー75CD)




 秋田運河のシーバス攻略には今も健在。
小粒で良く飛び適度なレンジと動き。
どれを取っても運河にベストマッチだ。
しかし、運河以外では出番は少ない(笑)。

新型と旧型のルアーの違いは、
「ホログラムシート」と「フック」だったと思いますが、
釣果にその差は感じられません。
個人的には、RSブラックと言うカラーが一番好きだったのですが、
現行モデルには無くスプレーで塗るしか無いようです(笑)。

使い方としては、キャスト後の中層タダ巻き(笑)。
スピードに変化を付けるだけでスイッチが入ってしまう。

カラーのローテーションも必要だが、
流速を見ながらワンダー80と交互に使うのが僕の定番攻略。




2.ZIPBAITS/SSM85(スライドスイムミノー85)




 発売当初は思うように釣ることが出来なかったルアーだが、
使い込む内良く釣れるようになったルアーの代表的存在で、
シーバスが水面付近を意識している時の表層攻略には欠かせない。
特に河川等の流れがあるところは沈みすぎず使いやすい。

使い方は、ファストリトリーブとスローリトリーブの組み合わせのみ。
大きく蛇行するハイスピードのちょっと手前がベストマッチ。




3.MARIA/MA80(マールアミーゴMA80)




 旧型のマールアミーゴであるが、
大人買いした在庫が多数有るため出番は多い。
特にデイゲームの使用が多く、
ミノーでは攻略できない流心のボトム攻めに威力を発揮してくれる。

使い方は、昼夜とも同じ攻め方で、
ミノーに反応が無いときにボトムスレスレをタイトに通す。
地形変化が分からないと難しい攻め方だが、
デイゲームの最終兵器として運河や河川で活躍するだろう。
スピード変化と並んで上下のレンジ変化で食わせる。




4.DUO/TMS120SR(タイドミノースリム120SR)。


現行は「TSM120」でSRの表示はない。
 昔からの定番ルアーで、今もなお1個はケースに入れて持ち歩く。
タイトローリングアクションはすれた運河シーバスを魅了して止まない。

使い方は、普通に使う(笑)。
ただ、運河でレンジがシビアなときに、
他のルアーでは食ってこない場合、
ドンピシャのレンジになることが比較的多いのだ。
たまにトゥイッチを入れたりもするが多くの場面では、
スピード変化のみで対応する。




5.AMS DESIGN/KOMOMO SF120(コモモSF120)


 最近はあまり出番が多いとは言えないが、
濁りが入った河川で魚を引きつける”音”と”なまめかしい動き”によって、
激戦区ほど威力を発揮してくれる。

使い方は、水面から最大深度までまんべんなく生かせる。
と言うよりも、どのレンジでも魚を引きつけてしまう。
スローなほど反応が良い気がするが、
最初からスローにするのではなく、
速めのリトリーブでアピールしてからスローに切り替えて
食わせる感じがよろしいかと思われます。
運河でも爆釣ルアーだったが、今では河川向きとなっている。




6.その他のルアー


 上記ルアー以外にも2008年にシーバスを釣ったルアーは35種類もあり、
釣れないルアーは無いと断言出来る位だ。
比較的多くのシーバスを釣り上げたルアーには、
サスケSS95、
フィードシャロー105、
ワンダー80、
テリフDC9バレット、
サルディナ107F、
X120SW、
ビーフリーズ78S
と続く。



自分自身でも2008年は40種類のルアーで釣り上げているのは驚きであるが、
その倍以上の種類と、
更に数倍もの個数を持っている事は、
決して無駄ではない!と確信している。

釣れないときこそ、
「考え・選んだルアーで当たれば、これもまた楽しい」。






さて、2009年はどんな結果になるだろう?
大型を出したい!けれど数釣りもしたい!。ボーズは絶対にイヤ!

秋田運河を中心とした釣行は変わらずとも、
米代川の巨大シーバス、
子吉川のランカー爆発、
雄物川のトップウォーターゲーム、
船越・船川の重量級シーバス等、
どれを取っても釣りたいことに変わりない(笑)。






NO.22.●−ノットテスト編み込み回数の違い−<NO.23.●−2008秋田シーバス釣果を検証−

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