実験方法は●ラインシステム強度試験(第1回)−使い古したPEラインそのものの強度−と同様であるが、
2時間以上常温水に浸すことをせず、試験直前に浸した。
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未使用部分の試験結果 |
TITANIUM BRAID RFLTI 180B 1.0号(23lb) |
PE公表強度
(kg) |
メインライン強度実測値(kg) |
% |
値1 |
値2 |
値3 |
平均 |
10.42 |
9.25 |
8.90 |
9.20 |
9.12 |
87.5 |
1ポンド=0.453kgとして計算
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考察 −TITANIUM BRAID RFLTI180B 1.0号(23lb)の今まで4回のテスト結果から− |
サンプル数がまともなSFノットのみ考えてみた
−チタニウムブレイド 1.0号(23lb)−
実釣後の強度は、システムを組む毎に先端部3m程度を切り捨てているので、
実際は、10回程度の釣行に使用した部分であるだろうと推定される。
1システム&1釣行の実釣時間は、平均4時間程度だと推定されるので、
10回目の釣行後となれば、およそ40時間使用したラインの強度ということになる。
−メインラインの実釣前後強度−
実測値平均(kg) |
強度(%) |
実釣前(未使用) |
実釣後(計算上40h後) |
9.12 |
7.90 |
86.6% |
−SFノットの結束強度−
実測値平均(kg) |
強度(%) |
未使用PEのみ強度(実測) |
システムを組むだけで |
9.12 |
8.33 |
91.3% |
−SFノット・ラインシステムの実釣前後強度−
実測値平均(kg) |
強度(%) |
未使用システム |
使用後システム(40h後) |
8.33 |
7.77 |
93.3 |
−総合結果−
実測値 X kg(%) |
未使用ラインのみ |
システムを組むだけで |
40h実釣後(ラインのみ) |
40h実釣後(システム全体) |
9.12(100%) |
8.33(91.3%) |
7.90(86.6%) |
7.77(85.2%) |
強度低下(%) |
8.7 |
13.4 |
14.8 |
−上記からメインラインの切り捨て最適長さの考察− |
条件1.ラインシステム強度初期値は、91.3%である。
条件2.ラインシステム強度下限値は、85%とする。
条件3.実釣時は平均30mが使用範囲である。
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1釣行(4h)当たりの強度低下=(91.3-85.2)/10回=0.61%/回の低下
85%まで強度低下するには=(91.3-85.0)%/0.61%=10.328≒10回
10回で30m切り捨てなければならないので、
30m/10回=3mとなる。
※使用するラインやノットの種類、条件の設定により、
数値は変化するので注意が必要。
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NO.14.●・・・(第3回)−結束直後−<NO.15.●・・・(第4回)−未使用部分−<NO.16.●・・・(第5回)−新品ライン−
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